【自治体連携】石川県珠洲市と「包括連携協定」を締結
2025.6.19
ピースウィンズ・ジャパンは2025年6月13日、石川県珠洲市と「包括連携協定」を締結しました。被災者の方々の暮らしや医療・福祉・介護予防など多様な分野の支援において相互に協力、協働し、復旧・復興の推進を図ることを目的としています。

ピースウィンズ代表理事の大西健丞は協定締結を受けて、「今後復興のフェーズを迎えるにあたり、一緒にコミュニティの再建にまい進したい」と意気込みを述べました。珠洲市の皆さんに対しては「災害を乗り越えてきた経験を地域の復旧と再建に生かせるように、お力添えを賜りたい」と呼びかけ、珠洲市の素晴らしい伝統を広めていきたいと抱負を語りました。
珠洲市の泉谷満寿裕市長からは、ピースウィンズの支援について「発災直後の過酷な状況にもかかわらず、迅速に対応いただいた」と感謝の言葉をいただきました。
連携協定で被災地の復旧・復興を促進
ピースウィンズと珠洲市は、災害などの緊急時のフェーズにおける連携に関する「災害等緊急時における支援協力に関する協定」をすでに締結しています。今回の協定の締結によって、発災直後だけでなく復旧・復興までの息の長い支援をより円滑に行えるようになります。
主な支援協力の分野は以下の通りです。
(1)暮らしとコミュニティーの再建に関すること
(2)子育て支援に関すること
(3)学びの環境の再建に関すること
(4)医療・福祉・介護予防に関すること
これ以外にも、現場で必要と判断した支援は柔軟に行っていきます。
ピースウィンズの珠洲市での支援活動
2024年元日の震災、同9月の豪雨被害など相次ぐ災害に見舞われた珠洲市。ピースウィンズは、看護師や災害支援に豊富な経験をもつスタッフを珠洲市に常駐させ、一日も途切れることなく支援活動を続けてきました。
緊急期には、空飛ぶ捜索医療団”ARROWS”の機動力を最大限に活かし、医療、捜索・救助、避難所運営支援、物資支援などを実施。現在は仮設住宅への家電支援や、「災害関連死」を防ぐための戸別訪問、地域コミュニティ支援、生活再建相談、子どもたちへの支援などを通じて、被災地に寄り添っています。